昨年末に、辞めた黒服がいたんです。
彼は、一言で言うと、思慮深い男。
慎重に丁寧時間をかけて本質をつくタイプ。
賢く、仕事に対しては情熱的。
将来良いライバルになると思っていた矢先に独立する為に、辞めてしまった。
俺の身の回りには、自分で独立してお店を持った人がいなかった。
自分でお店をだすビフォー、アフターを見たのは彼が初めてだった。
半年ぶりに彼に会って、つもり話があったのですが・・・・
俺にとっては、とても良い1日だった。
独立
とは目指していても誰もが出来る事ではない・・・・・
お金もいるし勇気もいる。覚悟も必要。大きなリスクも取らなければいけない。
でも、彼を見ていて思ったことは・・・・俺が思っていた以上に、シンプルなもだった。
そして、俺が計算してるキャッシュフローは誤算だった。
1人で切り盛りして成り立つお店の、最低売上は俺は5万円。
都心部ならば7万円と言うのが俺の持っている計算だったが・・・・・・・
サバイバルに必要な数字は、もっと低かった。それでもやっていける事が分かった。
良く昔師匠が教えてくれた。営業でも、優秀な人間を引き抜くときも・・・・
こっちの会社は、大将(社長)が自ら行く。ライバルは、一等兵(一般社員)
どんなに会社組織の大きさが違っても、リスクと覚悟を大きく持った大将が勝つに決まっているんだ。
俺は、この商売の格言を身の回りで実感した事がなかった。
もちろん、俺の血の中には言葉は入っているが・・・・感覚として感じる事がなかった。
彼のお店に行って、それを感じた。
そりゃー、どんなに小さい店だって。大将がでてくれば・・・
周りに存在している名がある居酒屋店の客引きのアルバイトに負けるわけがない。
そこから、深く彼に質問をしていった。食材の管理。選定、サービス。などなど。
食べ物1つ作るのだって・・・・
雇われた料理人が、ロスを作らないように試行錯誤するのと・・・
大将がやる、創意工夫が同じはずがない。
お客様を楽しませる為のコミュニケーションも、そりゃ違う。
カウンターごしに料理を淡々と作っているように見えても・・・・・
大将の脳裏には・・・・
どうやったら、来てくれたお客様に、この場所を覚えてもらう。
何かしら記憶の片隅に残る思い出になる事を残す為にはどんなサービスをすればよいのだろうか?
店舗オーナーで自分が切り盛りしていれば真剣にこんな事を考えているはずだ。
俺の感覚は間違えていなかった。
むしろ、サービスと商売のアイディアとしては俺の方が一歩上手だと実感した。
でも、俺が独立するさえには非常に大きな問題がある。
とっても大きな問題。
料理が作れない(涙) 酒がすきじゃない(涙)
この二つは大きなネック。
彼も行っていたが・・・・
独立の第一号は、自分ひとりでも切り盛りが出来る小さな箱。
俺も、これは外せない。と思う。
こう考えると、俺もどうにかしてこの問題を積極的に解決するか?
この問題を避ける方法を考えなければいけない。
お客様との人としての信頼関係を作る事に対する情熱は
彼が持っているよりウェイトが低かった。
まだまだ、俺には修行が必要。
もし、俺が独立をするならば・・・・・・
やっぱり、17年と3ヶ月後の可能性が高いのかな?
それとも、後2、3年後。
まぁ、チャンスを逃さないようにアンテナ張って修行あるのみです。
あー、天よ。
どうして、俺に料理を作る能力を与えてくれないのですか?
人生とは、一筋縄でいかないものですね(笑)